スマホを使用しているなかで「アプリが頻繁に落ちる」という経験をしたことはありませんか?この「アプリが落ちる」という現象にはさまざまな要因が考えられます。
アプリが落ちる原因はアプリにあると思っている方も多いでしょう。しかし、スマホ自体が原因となるケースもあるのです。アプリが頻繁に落ちる場合には、まず「原因の切り分け」が必要となります。
本記事ではスマホのアプリが落ちる主な要因や対処法、改善されない場合の対処法などについて解説します。
スマホのアプリが落ちる主な5つの要因
頻繁にアプリが落ちてしまうと使い勝手が悪く、ストレスを感じるでしょう。しかしスマホのアプリが落ちる要因はさまざまで、その要因は意外と知られていません。ここではスマホアプリが落ちる主な5つの要因について解説します。
メモリの空き容量が少なくなっている
スマホのメモリの空き容量が少なくなるとアプリが落ちやすくなります。メモリとは「RAM」とも呼ばれ、スマホをスムーズに動作させるための一時的な記憶領域を指します。
スマホにアプリやデータを保存しすぎると、このメモリが圧迫された状態になるのです。メモリを圧迫されたスマホは正常な処理ができなくなり、アプリが落ちてしまいます。
スマホやアプリが古いバージョンのまま
スマホやアプリが古いバージョンのままになっていると落ちやすくなります。特定のアプリだけ落ちるケースでは、そのアプリのバージョンが古いことが予想され、アップデートによって改善される場合が多いでしょう。
またスマホのバージョン、OSのバージョンが古い場合も原因の1つとして考えられます。さらにアプリが落ちるだけでなく、セキュリティ面でも不安があるため、バージョンアップは不可欠です。OSのバージョンアップは不具合の修正も含まれており、アプリが落ちる要因にも対応してくれます。
スマホのキャッシュデータが溜まり過ぎ
スマホにキャッシュデータが溜まり過ぎている場合もアプリが落ちる原因につながります。キャッシュとは簡単にいうと「一時的に貯めておくデータ」のことです。
キャッシュがあることで再び同じデータを読み込む際により早くできるなど、キャッシュは便利なものでもあります。ただし、溜まりすぎるとアプリが落ちるという原因につながる可能性があり、定期的な削除が必要です。
またキャッシュが溜まりすぎるとスマホの動作が遅くなったり、アップデート関連の不具合が生じたりなどの原因にもなりかねません。
長期間スマホの電源を入れっぱなし
長時間スマホの電源を入れっぱなしにしているとアプリが落ちる場合があります。電源を入れっぱなしにしているスマホは常に動作し続けている状態です。1週間に1回、数秒でもいいので電源を落とすことで、不具合が改善されるケースもあります。
Wi-Fiなどの通信環境に影響
アプリが落ちる要因としてWi-Fiなどの通信環境も考えられます。特に外出先の場合は「フリーのWi-Fiスポットへの接続」「3Gから4Gへの切り替え」などで通信が途切れる要素が多くあります。この切替えのタイミングでアプリが落ちることもあるのです。
スマホ側でできる3つの対処法
アプリが落ちる原因がスマホ本体の問題であるケースである場合、それに対しての対策が必要です。ここではスマホ側でできる3つの対処法について解説します。
スマホを再起動してみる
まずはスマホを再起動させてみましょう。これが最も手軽かつ有効な対処法といえます。多くの場合、スマホの電池残量が少なくなれば、そのまま充電を行うでしょう。よって実はスマホの電源を切る機会はとても少ないです。
ずっと動き続けているスマホは電源を切り、休ませてあげることで改善するケースがあります。電源を切る時間は10秒もあれば十分でしょう。定期的な再起動はスマホのパフォーマンスを上げてくれます。目安として1週間に1度の再起動がおすすめです。
アプリが頻繁に落ちる場合はもちろん、使用中のスマホに何らかの不具合が生じた際はまずスマホを再起動してみてください。
最新OSへのアップデート
最新のOSへのアップデートも重要な要素です。OSが古い状態のままで使用をしていると、アプリと本体の性能に差が生じ、アプリが落ちることもあります。
頻発してアプリが落ちるようであれば、まずスマホのアップデート状況を確認してみてください。もし最新のアップデートが可能な状態であれば実施してみましょう。
またスマホにはOSのアップデート通知が来るようになっているため通知が来た際は後回しにせず、すぐに実施することをおすすめします。
不要なデータの削除
スマホ内に使用しないアプリやデータが多くある場合は思い切って削除しましょう。スマホのメモリ容量が満杯に近づくと「スマホの動きが遅くなる」「アプリが頻繁に落ちる」といった不具合につながります。
特に不要なアプリや写真・動画、閲覧履歴などは定期的に削除しましょう。写真や動画は削除前に他の端末やクラウドなどに移動させることで、保存可能です。
スマホの容量に常に余裕がある状態をつくり、スペック通りのパフォーマンスを発揮できるようにしておきましょう。
アプリ側でできる3つの対処法
スマホ側でできる対処法を試してみたものの改善が見られない場合は、アプリ側に問題があることが予想されます。アプリ側にも行える対策がいくつかあり、それらの実施で改善されることもあります。ここではアプリ側でできる3つの対処法について解説します。
アプリを最新版にバージョンアップ
まずは頻繁に落ちるアプリを最新版にバージョンアップさせてみましょう。「Google Playストア」か「Apple Store」でアプリの最新バージョンがあるかを確認します。
もし最新バージョンになっていなければ、そのままアップデートを実行してみてください。これにより改善できる可能性があります。
原因となるアプリを再インストール
アップデートでも改善されなければ、アプリの再インストールも試してみましょう。ただし原因となるアプリがわからない場合は、すべてのアプリをアップデートもしくは再インストールすることになり、あまり現実的ではありません。
この場合はスマホのセーフモードが便利です。セーフモードとは端末に問題が生じた際に診断用として用いる起動モードのことです。セーフモードでは、端末出荷時に付属されているソフトのみで起動します。この状態でエラーが生じなければ、自分でインストールしたアプリに原因があると断定できるでしょう。
急にアプリが落ちるようになった場合は、最近インストールしたアプリが疑われます。インストールした順に1つずつ削除しては再起動を繰り返し、エラーの発生有無を確認してみてください。地道な作業にはなりますが、問題のあるアプリを見つけ出すにはこの方法をおすすめします。
アプリのキャッシュをすべて削除
アプリのキャッシュもすべて削除してみましょう。複数のアプリが同時に起動していると、キャッシュが溜まってしまいスマホの容量を圧迫します。それによりアプリが落ちてしまうケースも十分に考えられます。
画面に表示しているアプリだけではなく、裏側で起動しているゲームやメールなどのアプリがあればそれらも停止させましょう。またキャッシュの一括削除がスマホ機能としてある場合もあるため、そちらも試してみてください。
それでも改善されない場合の対処方法
スマホとアプリいずれの対処を行っても、問題が解決されないケースも考えられます。ここではその際の対処法についてみていきましょう。
AppleやAndroidのサポートに相談
どうしても問題が解決しない場合はAppleやAndroidのサポートに相談しましょう。Appleへの相談はAppleサポートという公式サイトから問い合わせることができます。
電話だけではなくメールやチャットなどの方法もあり、電話での相談が苦手という方も気軽に連絡できるしょう。またApple Storeなどの店頭でも相談可能のため、自分に合った相談方法を選んでみてください。
Androidは自身が契約する携帯キャリアのサポートセンターに問い合わせてみましょう。オペレーターと直接相談や電話、自動音声ガイダンス、チャットなど事業者ごとに窓口が用意あります。
また、ホームページには「よくあるご質問」などの掲載されているため、同じ症状の質問がないかも調べてみましょう。
お近くの修理専門店に相談
すぐに問題を改善させたい方はお近くの修理専門店に相談しましょう。
Apple Storeや専門店は平日でも混雑していることが多く、予約無しでは受け付けてもらえない場合もあります。そんな時はスマホの修理専門店が便利です。混雑も少なく、スムーズに対応してもらえるでしょう。特にスマホとアプリのどちらに問題があるかが分からない場合には、修理専門店への相談がおすすめです。
もしスマホの修理が必要となった場合でもそのまま修理を行ってくれるため、即日での対応が可能です。
何度もスマホアプリが落ちる場合はプロに相談
ここまでスマホのアプリが落ちる主な要因や対処法、改善されない場合の対処法などについて解説しました。スマホのアプリが頻繁に落ちる場合はスマホ側、アプリ側のいずれにも原因が考えられ、それぞれに対して対処法があります。
しかしいずれの対処を施しても改善されない場合は、スマホリペアラァに相談してみてはいかがでしょうか。
アプリが頻繁に落ちる原因を探ろうとして、誤ってすべてのデータを削除してしまったというケースも多々あります。自身での解決が難しい場合には、スマホリペラァに相談することで大切なデータをなくすことなく、解決できます。
まずはお店に相談し、快適なスマホ生活を取り戻してみませんか。